【癌(がん)の種類】子宮体がん | 医療事故 医療過誤 / 弁護士法人ALG&Associates

メニュー(タッチして展開)

子宮体がん

がんの治療 子宮体がん

病態生理

  • Ⅰ型:エストロゲン刺激によって子宮内膜増殖症を経て発症する。
  • Ⅱ型:エストロゲンと無関係に発症する。子宮内膜増殖症は認めない。

病理組織学的分類

■Ⅰ型:

  • 類内膜腺がん 高分化又は中分化

■Ⅱ型:

  • 漿液性腺がん
  • 明細胞腺がん
  • 類内膜腺がん
  • 低分化

■類内膜腺がん

  • 正常子宮内膜に類似した形態を示す上皮性悪性腫瘍。分化度は高分化、中分化、低分化がある。

■漿液性腺がん

  • 筋層浸潤、脈管侵襲傾向が強い。

■明細胞腺がん

  • 筋層浸潤、脈管侵襲傾向が強い。

危険因子

  • 50歳~60歳代に好発
  • 肥満、未経産婦、月経不順など
  • 遺伝性非ポリープ性大腸がんの家系

病期分類

■手術進行期分類

0期

子宮内膜異型増殖症

Ⅰ期

がんが子宮体部に限局する。

Ⅱ期

がんが子宮体部及び頸部に及ぶ。

Ⅲ期

がんが子宮外に広がるが、小骨盤腔を越えていない。または所属リンパ節転移がある。

Ⅳ期

がんが小骨盤腔を越えているか、明らかに膀胱又は腸粘膜に浸潤している。

■組織学的分化度

GradeⅠ

充実性増殖の占める割合が腺がん成分の5%以下。

GradeⅡ

充実性増殖の占める割合が腺がん成分の6%~50% または充実性増殖の割合が5%以下でも細胞異型が著しく強い

GradeⅢ

充実性増殖の占める割合が腺がん成分の50%を越えるまたは充実性増殖の割合が50%以下でも細胞異型が著しく強い

治療

Ⅰa期かつGrade1は、単純子宮全摘出術及び両側付属器切除術

それ以外では、単純子宮全摘出術及び両側付属器切除術並びに所属リンパ節郭清

Ⅱb期以上で頸部間質浸潤を認める場合、広汎子宮全摘出術

手術時腹腔内所見と術後病理所見によって、低リスク郡・中リスク郡・高リスク郡に分類し、中・高リスク郡に対しては術後化学療法または放射線治療を行う。

放射線治療は、子宮体がんの多くが腺がんであり、放射線感受性が低いため、手術不能な場合に根治的治療として行われる。

予後不良な症例では化学療法。

ホルモン療法は有用性は高くない。

生存率

5年生存率は、Ⅰ期90%、Ⅱ期80%、Ⅲ期60%、Ⅳ期20%

関連記事

【がんの治療】放射線治療 【がんの種類】子宮頚がん

医療事故解決相談メニュー