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食道がん

がんの治療 食道がん

食道がんの定義

食道の粘膜上皮に発生する悪性腫瘍

疫学

  • 高齢の男性に多い。男女比は6:1
  • 日本では扁平上皮がんが約90%を占める(欧米では、50%超が腺がん)。隆起型が多い。
  • がんの占拠部位としては、胸部中部食道が最も多く約50%を占める。その次に多いのは胸部下部食道で約25%である。
  • 危険因子としては、喫煙、アルコール濃度が高い大量飲酒。
    ちなみに、飲酒で顔が赤くなるのは、アルデヒド脱水素酵素の酵素活性が低いためである。
    このような者が常習飲酒を行うと、食道がんを発症するリスクが極めて高くなる。

病期分類

  • 食道は漿膜に覆われていないため、隣接する縦隔、気管、心臓、大血管などへ浸潤しやすい。加えて、食道の周囲はリンパ流が豊富なためリンパ行性転移しやすいという性質を持っている。その結果、予後不良の悪性腫瘍となっている。
  • 早期食道がんとは、腫瘍の原発巣の深達度が粘膜内にとどまるものをいい、リンパ節転移の有無は問わない。
    表在がんとは、腫瘍の原発巣の深達度が粘膜下層にとどまるものをいい、リンパ節転移の有無は問わない。

TNM分類

T1a 腫瘍が粘膜内にとどまる。

T1b 腫瘍が粘膜下層にとどまる。

T2 腫瘍が粘膜固有層にとどまる。

T3 腫瘍が食道外膜に浸潤している。

T4 腫瘍が食道の隣接臓器に浸潤している。

NX リンパ節転移が不明である。

N0 リンパ節転移を認めない。

N1 第1群リンパ節転移を認める。

N2 第2群リンパ節転移を認める。

N3 第3群リンパ節転移を認める。

N4 第3群よりも遠位のリンパ節転移を認める。

MX 遠隔転移が不明である。

M0 遠隔転移を認めない。

M1 遠隔転移を認める。

TNM分類に基づく病期

病期1

T1bまで N1 M0

病期Ⅱ

T1aまで N2 M0

T1b N1 M0

T3 N0 M0

病期Ⅲ

T1bまで N3 M0

T2 N2 M0

T2 N3 M0

T3 N1~N3 M0

T4 anyN M0

病期Ⅳa

T3まで N4 M0

T4 anyN M0

病期Ⅳb

anyT anyN M1

病理組織学的分類

  • 扁平上皮がん 約90%
  • 肉眼所見 隆起型
  • 表剤型
  • 潰瘍型

主な腫瘍マーカー

扁平上皮がんなので、SCC、CYFRA21-1

治療

  • 病期0 内視鏡による切除(ER)
  • 病期Ⅰ 外科切除
  • 病期Ⅱ~Ⅲ 外科切除
  • 病期Ⅳ 化学放射線治療

生存率

食道がん全体の5年生存率は15%~30%

但し、早期の食道がんの場合は70%~80%で予後は良い。

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