【癌(がん)の種類】前立腺がん | 医療事故 医療過誤 / 弁護士法人ALG&Associates

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前立腺がん

がんの治療 前立腺がん

前立腺がんの定義

主に前立腺外腺に発生する悪性腫瘍で、男性ホルモン依存性に増殖する。

前立腺とは

  • 精液を作っている男性副性器のひとつ。
  • くるみ大の大きさで膀胱の遠位に位置し、中央を尿道が通っている。

疫学

  • 日本における罹患率は近年増加している。
  • 高齢者に好発。
  • 肥満はリスクファクター。
  • 飲酒・喫煙との因果関係は不明。

病理組織学的分類

TNM分類

T1 触知不能または画像で診断不可能な臨床的に明らかでない腫瘍

T2 前立腺内に限局した腫瘍

T3 前立腺皮膜を越えて存在する腫瘍

T4 腫瘍は固定されるか、または精嚢以外の隣接臓器(膀胱頚部、外尿道括約筋、直腸、肛門括約筋)に浸潤している。

N0 所属リンパ節への転移を認めない。

N1 所属リンパ節への転移を認める。

M0 遠隔転移を認めない。

M1 遠隔転移を認める。

腫瘍マーカー

■前立腺特異抗原(PSA)

がんに特異的な抗原ではないため、がん以外の病態でも上昇することがある。

治療

■1 外科的切除

前立腺全摘除術

精嚢を含めて前立腺を摘出する。閉鎖リンパ節を中心にリンパ節郭清を行うことが多い。

合併症

①手術中の出血、②尿失禁、③勃起障害

■2 放射線治療

外照射法

病期T3の前立腺がんに対しても積極的に行われる症例が増加している。

小線源療法

数㎜大の線源を前立腺内に数十本~数百本程度永久留置する。適応は、早期がんの中で予後が良好な場合に限られる。

■3 内分泌療法

・前立腺がんが男性ホルモン依存性に増殖することから、この男性ホルモン(テストステロン)のシグナルが伝達されないようにする治療。

・①LH-RHアナログ、②抗男性ホルモン薬

生存率

  • 限局がんの10年生存率は80%~90%
  • 局所進行がんの10年生存率は内分泌療法併用で75%~90%
  • 遠隔転移がんの場合の5年生存率は20%~30%

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