【必読】意見書(私的鑑定意見書)とは | 医療事故 医療過誤 / 弁護士法人ALG&Associates

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意見書(私的鑑定意見書)とは

意見書(私的鑑定意見書)とは

意見書とは、裁判所に提出することを前提として医師により作成された書面です。

医療裁判では、医学文献と並び、甲B号証(患者側である原告によって提出される)または乙B号証(医療機関側である被告によって提出される)として、裁判で証拠として提出されることを前提としています。

裁判所が選任した鑑定人である医師が作成したものは鑑定書と呼ばれるのに対し、紛争当事者である原告又は被告に協力して作成されたものにすぎないため、意見書と呼ばれるわけですが、専門家である医師が作成したという点では、鑑定人である医師が作成したものと同様に価値が高いともいえることから、私的鑑定意見書と呼ばれることもあります。

意見書には、その作成者である医師が自らの氏名を作成者として記載(名前が表に出てくることから、顕名と呼ばれます)してあるのが当然に原則となりますが、ケースによっては、被告の医療機関とのしがらみ等を理由に、作成者として氏名を記載できない意見書が時々見られます。

医療機関側から提出される意見書では通常このようなことは起こらないのですが、患者側から提出される意見書ではこのような事態が起こりえます。

このように顕名なしの意見書であっても、裁判で証拠として提出することは許されているのですが、作成者の医師の氏名が記載されていないために、その信用性は低く、証拠としての価値はあまり高くありません。

やむを得ずこのような意見書しか提出できない場合もあると思いますが、できるだけ顕名の意見書を提出できるようにしたいものです。

ところで、患者側の弁護士が、協力医からアドバイスや意見をもらう際に、協力医の中には、口頭ではなく書面で意見を述べてくる場合があります。

しかし、これは裁判所に提出することを前提に作成された意見書ではなく、患者側に対する助言・意見として書面の形式で作成されたものにすぎませんので、仮に協力医が"意見書"というタイトルをつけていたとしても、これは意見書ではありませんので、誤解しないでください。

時折、これを意見書と誤解される依頼者がおられます。

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